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陽向町屋 |
(陽向町屋は平成22年度国土交通省先導的モデル事業に
山と工務店・建築家協同により採択された建物です) |
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川を越えて風が来る |
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昔の町家は屋根に軒・格子を連ね、独特の美しい景観を作り出していました。
密集した敷地に青空の見える宇宙を創って自然界とつながろうとした伝統と心情を現代生活に蘇らせようという住まいづくりが陽向町屋です。南側の庭以外にも
照明を当て、庭の木や草花も部屋の一つとして考えた住まいです。
建物にベース(2階建て部分)と下屋(平屋部分)を配置して、凸凹ができると、そこを寸庭または坪庭にしようという考えです。
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これまでの一般的な住まいは、家族の要望を満たす「間取り」をプランの基本にしていますが、年月と共に生活も家族も変化して行きます。使わなくなった部屋は物置になってしまいますが、躯体(スケルトン)を丈夫な物にし、内部(インフル)はその時々に合わせ、自由に変えられるよう可動間仕
切の収納等で構成しようという考えです。
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平角スケルトン
構造材となる隅柱は阪神淡路大震災で問題にされた接合部の断面欠損を避けるため、4寸角材2本分の大きさの平角材(120×240)を用いています。壁はベースの幅に対して最低1/3のルールを守り、地震に強い耐力壁になっています。
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春は庭の山桜や
新禄を楽しめます |
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東西南北と風が抜ける |
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書斎と和室ダイニングリビング 庭も一体 |
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陽向町屋はデッキの庭を中心に居間と寝室、そして洗面浴室トイレの下屋部分がつながり和室書斎は北側の庭に面しています。
庭は山桜、山もみじ、くぬぎ、かし等の椎木、山野草で一年を通じ里山の四季を感じる事ができます。またデッキの中に一坪山里を設け、自生の草花と、昔からの地元のメダカが泳いでいます。
今、自生種の草花は外来種に追われて絶滅危惧種がどんどん増えています。一坪里山で育て、多くの方に株分けして育てて頂きたいと思っています。
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薪ストーブ
赤く燃える炎は心まで暖かくしてくれます。フランクロイドライトは、住まいに必要なものとして、火と水と緑を挙げています。
火のそばには家族の談笑があります。炎のゆらめきは、時間を忘れさせてくれます。 |
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薪ストーブ |
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近くの山の木で家をつくる運動
日本は国土の2/3が森林によって覆われています。
海岸線の町や盆地の町など、どの町を流れる川も遡ってゆけば、緑の山々にたどり着きます。この山々に異変が起きています。
破壊的な山の荒廃です。輸入材に押されて日本の山の木が売れなくなり、人の手が入らなくなったからです。
弊社では、構造材の全てと床や壁の内装材もできるだけ地域材を使用し、陽向町屋は、50年、70年、80年と計画伐採されている特定の山と契約し、「近くの山の木で家をつくる運動」に参加しています。
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一坪里山 ・・・ デッキの一部に一坪里山をつくっています。
空地も部屋の一部である。これまで家の外と考えていた庭も家の一部であり、むかしの町屋の中庭はまさにそうという物でした。
全国的にもキキョウやリンドウまでが絶滅危惧種の対象になっています。環境省が発行している「植物レッドデータブック」には、1665種類の絶滅危惧植物がリストされています。
私たちは個々の家の庭に「一坪里山」を設け、失われてゆく草花を育て、株分けするお手伝いができないか? と思っています。
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リビングに座って目の高さで草花が見える
庭には60種類以上の山の木と山野草が植えてあります |

夏は涼風を取り入れ冬は床暖房
※上記のイラストは、クリックすると拡大表示ができます。 |
左が芯柱 24×12cm
地震で問題になるのは断面欠損(棟と梁の交わる場所)
梁材に用いる角材を四角の通し柱と芯柱に使用しています。 |

計画伐採 高岡町の山 |
冬の季節は…朝から屋根に受けた太陽熱で外気を熱交換して温風(35〜65℃)をつくり、
夏の季節は…夜間に屋根に受けた放射冷却で熱交換して涼風をつくり、その温風涼風を小型ファンで屋内床下に取込み、蓄熱し屋内のどこの場所も、湿気がなく快適な温度に保つシステムです。
廊下/浴室/トイレも含め家中に快適な温熱環境をつくります。冬は温風で暖かく、夏は涼風で涼しく、高齢者や喘息気味の人に有効です。
《そよ風》の加圧の空気は、夏は夜間に涼風で昼間の熱気を追い出して朝爽快。
冬は部屋の隅の湿気のある空気も入れ替えて暖かく輻射熱と循環機能も加わり、開赦的な吹き抜けの設計にも最適です。
結露・カビ・ダニの発生が無く、ペット臭・シックハウスもなくなり、全ての人に快適で気持ちよく自然で健康に良いシステムです。 床下も土台も屋内も湿気を追い出して建物が大変長持ちじます。
   
※上記のイラストは、クリックすると拡大表示ができます。 |
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